心臓の部分を隠さずに話をしよう

しがない茶の間ジェシー担のブログです。書きたい時に書きます。

心拍が止まってしまうまで

はてブロに取り憑かれたヲタクことモエです。ていうかヒマナンデス、暇人ナンデス。プロの暇人death(平匡さん風)。

やっと書こうと思います、すとと恋愛シリーズ第6弾ジェシー様。我が愛すべき長身美形塩顔美声ハーフくん。彼はどんなストーリーで書こうかめっちゃ悩んで悩みました。自担のって書きづらいね!(知らんがな)

テーマとしては私の好きなとある曲をテーマにしようかなーと思います。それはVOCALOID初音ミクが歌う「心拍数#0822」です!しっとりしてて心に沁みる恋愛ソングですな~。自分はジャニヲタ兼二次ヲタ兼女子ドルヲタなので(多い)最初にボカロを聴いてからもう6~7年は経ちますかね…。私が超絶ボカロ厨全盛期だった頃は「右肩の蝶」「magnet」「悪ノ娘」「ニコニコ流星群」なんかが流行ってましたかね…(どうでもいい)

前置きが長くなりましたごめんな西郷隆盛!それでは!ズドン!



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「人間って、1分間に70回心臓がドクンドクンってなるんだって」


とある日曜日の昼下がり、唐突に彼が言った。鼓動が言えなくてドクンドクンと表現するのが彼らしい。


「そうなんだ?初めて知ったかも」

「いえー!俺物知りー♪」


私が知らなかったことを教えられたのが嬉しいのか、彼は子どものようにはしゃいでいる。20歳になったというのに。まぁこれも彼らしい良いところということにしておこう。


「70回って結構多いね?」

「ねー、心臓は働き者だ。俺みたい」

「自分で言っちゃう?(笑)」

「いーじゃん、ダメ?」


ダメ?と聞くのももはや彼の癖。私の顔を覗き込んでダメなのかそうじゃないのかを伺っている顔が本当に子どものようで可愛いなと思う。彼は見た目と違って子どもっぽいところが多くて一緒にいてまったく飽きない。飽きたことがないしこれからも飽きることはないだろう。


そんな子どもっぽい一面が見え隠れする彼がふと、呟いた。



「…あと何回、俺の心臓は動くんだろう」

「…え…」

「あ、いや、死ぬとか、病気とかじゃなくてね?…いや、いつか俺らは死ぬ時が来るでしょ?それまでの残りの人生、どれくらいドクンドクンって心臓は働いてくれるんだろうなーって」


子どもっぽさ故の純粋な質問なのに、私は考えさせられた。私はあと、どれくらい生きられるのだろう。私はあと、どれくらい彼のそばにいられるのだろう。私は、死ぬまで彼のそばにいさせてもらえるのだろうか。


そんなことを考えていると、ふと、涙が頬を伝った。


「!?〇〇、どうした?俺、変なこと言っちゃった…?」

「ううん、大丈夫、大丈夫…ちょっと変なこと考えちゃっただけだから…」


彼は、私との未来をどう考えているのだろう。疑ったり不安になっているわけではない。彼には随分と甘えさせてもらっているし、沢山の愛情をもらっていると思う。それでも、未来は何が起こるかわからない。そう思うと、やっぱり涙が出てしまう。


「ごめん、ほんとなんでもないから…」

「…〇〇、聴いてて」


私の涙を指で拭うと、彼はおもむろにスマホで歌詞を見ながら歌を歌い始めた。





僕の心臓がね、止まる頃にはね
きっとこの世をね、満喫し終わっていると思うんだ

やり残したこと、なんにもないくらい
君の隣でさ、笑い続けていたいと思うんだ

この胸が脈打つうちは君をまだ守っていたい
生きる意味なんてそれでいいの
もう一つ、もう一つって同じ涙を数えて
僕らはまたお互いを知るんだ

高鳴る鼓動が伝えてく
重なる音と流れる想いを
もう離さないと約束しよう
いつでも君が寂しくないように


僕の心臓はね、1分間にね
70回のね、「生きている」を叫んでるんだ

でも君と居ると、少し駆け足で
110回のね、「愛している」を叫ぶんだ

この胸が脈打つうちは君をまだ守っていたい
生きる意味なんてそれでいいの
もう一度、もう一度って同じ心を重ねて
僕らはまたお互いを知るんだ

僕と君が出会えたことに
何か理由があるとするならば
運命かは分からなくても
嬉しいことに変わりはないよね


いつか僕をやめるときまで
あと何度「好き」と言えるのだろう?
ここに居られることに感謝しよう
ただ生きていることにありがとう。

高鳴る鼓動が伝えてく
重なる音と流れる想いを
愛し続けると約束しよう
心拍が止まってしまうまで





「…いい歌だね」

「でしょ、萩谷に教えてもらったんだ。あいつこういうの詳しいから」


優しくほほえみながら、彼はそう言う。


「…ねえ、〇〇、お願いがあるんだ」

「何…?」


私が尋ねると、彼は服のポケットから小さな箱を取り出した。…小さなアクセサリーが入るような、小さくて、黒くてリボンの掛かった箱。


「これ…え、ジェシ…」


私の反応を見ず、私の方へ箱を向けて開けてみせる。その中には、小さいけれど大きな輝きを放つ綺麗な指輪が入っていた。


「…俺ね、毎日が全部楽しいわけじゃないんだ。仕事で辛いことだったり悩みができたり、不安が募る日だってある。けど、〇〇の顔を見たり話をしたり、…声を聞いただけでも、俺は心がふわってするんだ。優しく抱きしめられたような感じがする。いつも俺は、〇〇に救われてるんだ。いつも、ありがとう。」


彼の真っ直ぐな視線と声に、私は目が離せなくなった。さっきよりも大粒の涙が頬を伝っているがそんなこと、気にもならない。


「この先の未来、ずっとずっと、〇〇のそばにいさせてほしい。死ぬまでずっと。…だから、俺と結婚してください。」


そう言って私に差し出された指輪。私は息が止まってしまうんじゃないかと思った。こんなに幸せでいいんだろうか?


「…私の方こそ、ずっと、ジェシーのそばにいさせてください」










―高鳴る鼓動が伝えてく
重なる音と流れる想いを
愛し続けると約束しよう
心拍が止まってしまうまで―





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ジェシィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(泣)

はあぁぁぁぁああぁ…告白を通り越してプロポーズですよ、プロポーズ大作戦ですよ!明日やろうは馬鹿野郎ですよ!!!(時代を感じる)いい歌詞じゃないですか!?!?あ、今回の友情出演ゲスト(?)はまたもやLove-Tuneから萩谷慧悟くんです~!二次元の方の趣味もあるってことで出演です。ひぷほ…いとをかし…


ということで!「すとと恋愛」シリーズは一応全員分書き終わりました~!また気まぐれで誰かのを書くかもしれませんが(きっと言霊)

あ、「心拍数#0822」まじ名曲なので!!!ボカロ苦手って人もいるかもしれないので一般の方(人間)(←言い方)が歌ったもの(いわゆる『歌ってみた』)とミクが歌ったものを載せておきます!いい曲ですよ~!

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